第54回 不滅のジャズ名曲-その54-パーカーズ・ムード(Parker’s Mood)

Murphy:「前回のハンク・ジョーンズのアルバムのように、気軽に聴けるピアノソロのCDを紹介してくれる?」

Django:「コンコードのLive at Maybeck Recital Hallシリーズのなかで、第12回のアルバムは、バリー・ハリス(Barry Harris)のピアノソロなんだけど、これがまた素晴らしい。バリー・ハリスは、パウエル派のピアニストのなかでも通好みで、聴くほどに味が出てくる演奏をする人。ビバップが好きな人に最適なピアニストだ。一聴すればなんでもないんだけど、さりげない音のなかに隠された微妙なニュアンスが込められている。

Live at Maybeck Recital Hallでは、全10曲収録されており、これがまた申し分ない選曲だ。ラストがパーカーの有名なブルースナンバー、パーカーズ・ムード(Parker’s Mood)で、冒頭から惹き込まれるよ。リラックスしたなかにキラリと光る洒脱なセンスが素晴らしい。ブルージーな雰囲気が空間を包み込む。ジャズの醍醐味がピアノ一台で堪能できる。本当はこういったピアノソロこそ、身近でいつまでも飽きずに聴けるんだ。」

M:「そのアルバムは今でも入手できるの?」

D:「いや残念ながら入手困難だね。1990年にリリースされたんだけど。また再発されるかもしれない。」

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Live at Maybeck Recital Hall, Vol. 12 : Barry Harris 1990

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