
Django:「前回(第87回)採り上げたスコット・ハミルトンのファーストアルバム(1977年)とセカンドアルバム(1978年)をセットにした2枚組CDが発売されている。タイトルは、Scott Hamilton From the Beginning。2002年リリースで現在も入手可能。」
Murphy:「1stと2ndでは、編成が違うの?」
D:「1stアルバムは、トランペットが加わり、2ndでは、トランペットの代わりにギターが参加している。ギターはカル・コリンズ。2ndアルバムの原タイトルはScott Hamilton2。
2ndアルバムの2曲目には、Isham Jonesが1936年に作曲したThere Is No Greater Loveが入っている。この曲は、これまで随分多くのジャズプレーヤー、オーケストラ、歌手などが演奏してきた人気の曲で、ソニー・ロリンズも50年代に吹き込んでいる(アルバムタイトルはWay Out West)。こういった歌ものは、さすがにスコット・ハミルトン、うまい。」