第94回 不滅のジャズ名曲-その94-チェルシー・ブリッジ(Chelsea Bridge)

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ザ・コンプリート・オーバーシーズ+3 ~50th・アニバーサリー・エディション~

Django:「デューク・エリントンの片腕として活躍したビリー・ストレイホーン(Billy Strayhorn)が作曲した名曲、チェルシー・ブリッジ(Chelsea Bridge)。1941年の作。そのチェルシー・ブリッジを、名ピアニスト、トミー・フラナガン(Tommy Flanagan)は1957年に録音している。

そのアルバム(オーバーシーズ)は、ピアノトリオの屈指の名盤と言われた。スイングジャーナルの第1回ゴールドディスクにも輝いた。ベテランのジャズ・ファンならみんな知っているアルバム。」

Murphy:「1957年というと、ちょうど50年前になるね。」

D:「そう。50年が経過し、この12月にコンプリート・ヴァージョンが再発された。そして今回は、チェルシー・ブリッジの別テイクが2曲初収録されている。」

M:「チェルシー・ブリッジは、特にエリントン、ビリー・ストレイホーンが好きなDjangoくんに薦められて、ぼくも知っている曲だね。」

D:「このアルバムは、スウェーデンのストックホルムで録音された。ドラムスは、エルビン・ジョーンズ、ベースはウイルバー・リトル。80年代半ばまで一時入手困難な時期もあったこの名盤を、誕生50周年に再発企画したDIWの功績は大きい。」

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