
Django:「このところ家でハワイアン・ミュージックがよくかかっているんだけど、この季節にはやはり何といってもハワイアンがいいね。そのなかでも、ハワイアン・スラック・キー・ギターの名手、ジェフ・ピーターソン(Jeff Peterson)の奏でるカイマナヒラがボクのお気に入り。」
Murphy:「ジャズ好きのDjangoくんも聴いていたのか。カイマナヒラ、実にいいね。以前にもこのブログで書いたけど、カイマナヒラっていうのは、ダイアモンド・ヘッドのこと。ジェフ・ピーターソンはこの曲をアコースティックギターソロで演奏している。これがとってもリラックスできるんだね。
実は、昨年の夏にリリースされたピュア・スラック・キー というアルバムの7曲目にこの曲が挿入されている。よくこの曲だけリピートをかけて繰り返し聞いている。これがいいんだね。普通なら飽きるけど、彼の演奏って、ずっと繰り返しかけていても、退屈しないから不思議だ。部屋の空気が本当に変わるよ。うるさくなく、ふわっと部屋全体を包み込むようなサウンド。ゆったりとしたなかで、右手の親指で弾く低音部が実に心地よいリズム感を与えてくれる。」
D:「ジェフ・ピーターソンって確かマウイ島出身じゃなかった?」
M:「そうらしいね。マウイ島だね。何でも、お父さんはハワイアン・カウボーイらしい。それだけに、彼の演奏は、ローカル色豊かで、本場の空気感がたっぷり醸し出される。この夏一番のおすすめアルバム!」