今年のAloha Heavenもいいね!

51amxx7al0l_sl500_aa240_

アロハ・ヘヴン・ルアナ

Django:「毎年この時期にVictorからリリースされる、ハワイアン・ミュージックのコンピレーションアルバム、ALOHA HEAVEN、今年のアルバムはどう? Murphyくんのことだからもう購入済みだろう?」

Murphy:「もちろん。今年のアルバムのサブタイトルは、ルアナ(Luana)ルアナって、”リラックスする”、”仲間と楽しむ”という意味らしい。このサブタイトルどおり、全20曲、現在のハワイを代表するアーティストが結集しており、実に愉快なスーパーコンピレーションアルバムに仕上がっている。

Djangoくんが前回取り上げた、ジェフ・ピーターソン(Jeff Peterson)もその中に収録されている。」

D:「そうか。曲は、ひょっとしてカイマナヒラ?」

M:「もちろん。ジェフ・ピーターソンのカイマナヒラも聴けて、他に、現地ではスーパースター的存在のケアリイ・レイシェル、No.1女性ハワイアン・グループのナレオ、スラック・キー・ギターの若き名手マカナ、ご存じハーブ・オータサン、など、第一線の実力派アーティストがズラリ。それに山内雄貴さんも加わっている。そして日本のウクレレの名手IWAOさんも。ライナーノートは、今井栄一さんが書いている。

ハワイのリラックスした空気感を、自分の部屋に持ち込みたい人におすすめ。このアルバムを入手して、そのなかから自分に合ったハワイアン・ミュージックを選ぶ旅に出るのもいい。」

ハワイアン・スラック・キー・ギターの名手、ジェフ・ピーターソンの弾くカイマナヒラ

51ixnzwal1_sl500_aa240_

ピュア・スラック・キー

Django:「このところ家でハワイアン・ミュージックがよくかかっているんだけど、この季節にはやはり何といってもハワイアンがいいね。そのなかでも、ハワイアン・スラック・キー・ギターの名手、ジェフ・ピーターソン(Jeff Peterson)の奏でるカイマナヒラがボクのお気に入り。」

Murphy:「ジャズ好きのDjangoくんも聴いていたのか。カイマナヒラ、実にいいね。以前にもこのブログで書いたけど、カイマナヒラっていうのは、ダイアモンド・ヘッドのこと。ジェフ・ピーターソンはこの曲をアコースティックギターソロで演奏している。これがとってもリラックスできるんだね。

実は、昨年の夏にリリースされたピュア・スラック・キー というアルバムの7曲目にこの曲が挿入されている。よくこの曲だけリピートをかけて繰り返し聞いている。これがいいんだね。普通なら飽きるけど、彼の演奏って、ずっと繰り返しかけていても、退屈しないから不思議だ。部屋の空気が本当に変わるよ。うるさくなく、ふわっと部屋全体を包み込むようなサウンド。ゆったりとしたなかで、右手の親指で弾く低音部が実に心地よいリズム感を与えてくれる。」

D:「ジェフ・ピーターソンって確かマウイ島出身じゃなかった?」

M:「そうらしいね。マウイ島だね。何でも、お父さんはハワイアン・カウボーイらしい。それだけに、彼の演奏は、ローカル色豊かで、本場の空気感がたっぷり醸し出される。この夏一番のおすすめアルバム!」

マーフィーのハワイな日記 -その6- Hawaiian Slack Key Guitar

51gigoczc2l_aa240_

レジェンズ・オブ・ハワイアン・スラック・キー・ギター

前回に続き、第49回においてもグラミー賞ベスト・ハワイアン・アルバムに輝いたスラック・キー・ギターの傑作アルバムが、いよいよ6月20日に国内リリースされる。

今回はマウイ島のKapaluaにあるリッツ・カールトンで2005年に収録されたライブ。Daniel Ho、Ledward Kaapana、Ozzie Kotani、George Kahumoku, Jr. 、Martin PahinuiとCyril Pahinuiの兄弟などの名手が収録されている。オリジナル版はすでに昨年9月に発売されており、ハワイではどこのCDストアでも目立つところに置かれていた。

このアルバムのデモは、Daniel Hoのホームページで試聴することができる。また、このページには Honolulu AdvertiserのWayne Harada氏のアルバムReviewsが掲載されている。

Daniel Ho(ダニエル・ホー)は、ハワイ出身、ロサンゼルス在住の注目の若手ハワイアン・スラック・キー・ギタリストで、ウクレレ奏者でもある。ウクレレは、コアロハ社製カスタムテナー6弦モデルD-VIを使用。近年Daniel Ho Creationsを立ち上げ、レコード・プロデューサーとしても活躍。すでに40枚以上のアルバムをリリースしている。

Pine_2
Daniel Hoのウクレレソロを聴くには、Pineapple Mango(Daniel Ho Creations 2001年11月リリース)がおすすめ。

Step2sm
他に、同じくDaniel Ho Creationsから昨年リリースされた、Step 2: ‘Ukuleles in Paradise, Vol. 2は、Jr. Herb OhtaとDaniel Hoのウクレレ・デュオアルバム。このアルバム、なかなか選曲がいい。スタンダード曲のSomewhere Over the RainbowやハワイのトラッドソングKaimana HilaやSanoeなども含まれている。デモは、 Danoel Hoのホームページで試聴可。

マーフィーのハワイな日記 -その3-

夏が近づいてきた。ハワイアン・ミュージックの似合う季節。

マーフィーのおすすめハワイアン・ミュージック-その2-

ハワイ音のおみやげ決定盤

61xdydqpxpl_aa240_
リスペクトレコードから2007/5/9リリースのニューアルバム。ハワイの実力派ミュージシャンが参加したハワイ名曲集。ハワイで最長老の現役スラック・キー・ギター・プレーヤーの、 レイ・カーネほか、伝説のミュージシャン、ギャビー・パヒヌィの息子マーチン・パヒヌィ、それに、ハワイでNo.1のラウンジ・ピアニスト、レネ・パウロ、日本から山内雄喜氏も参加した注目のアルバム。アルバムタイトルは、「ハワイ音のおみやげ決定版」となっているが、中身は本格的で、そこらの辻褄合わせのコンピレーションものとは大違い。アコースティック・ギターファンにも広くおすすめのアルバム。

やはり、このアルバムも、Konaビールが似合う。

マーフィーのハワイな日記 -その2-

夏が近づいてきた。ハワイアン・ミュージックの似合う季節。

マーフィーのおすすめハワイアン・ミュージック-その1-

Legends of the Hawaiian Steel Guitar

61vfr5yf37l_aa240_
Hana Olaレーベルは、ハワイアン・ヴィンテージ・ミュージックの宝庫。本アルバムは、かつてハワイアン音楽の花形楽器であったスチールギターの、新旧折り混ぜた貴重なコンピレーションCD。ジャケットがいい。

このアルバムを聴きながら、Konaビールを飲む。

マーフィーのハワイな日記 -その1-

夏が近づいてきた。アロハの似合う季節。

●暑さ対策-その1- 本場のハワイアン音楽が流れるラジオを聞こう!

ハワイのビッグアイランド、ヒロに店を持つ、シグ・ゼーン(sig zane)のホームページに入ると、RADIOチャンネルから本場のハワイアン・ミュージックが流れる。全部で9トラック用意されている。サウンドの生きの良さは、まさに産地直送っていう感じ。ハワイの現地の写真もなかなか優れている。

●暑さ対策-その2- 軽快カメラで街を歩こう!

軽いカメラは、身軽に動ける。コンパクトなカメラは、いつでも持ち歩ける。カメラを持って街に出よう。散歩のお供はコンパクトなカメラに限る。でも、現在のコンパクト・デジカメは、確かに軽量なんだけど、魅力に欠ける。それは、まっすぐな線が曲がって写ってしまうこと。建物が湾曲して写る。ワイド側が物足りないこと。広角専用機は高すぎること。写りに不満だらけのコンパクト・デジカメは、やはりその場しのぎの道具か。

そこで切り札登場、オリンパスE-410。本格的なデジタル一眼レフのくせに、軽量コンパクトだ。かつてのフィルム一眼レフ時代の軽快さをようやく取り戻した機種だ。贅肉がやっととれてきた。グリップがなくなりスリムになった。しかも写りがよい。この場合の「よい」というのは、まっすぐな線が曲がって写らないこと。もちろん厳密には、歪曲収差というのは若干発生するが、許される限度内だということ。もうひとつのこのカメラの優れた点は、パナソニックの新開発CCD搭載により、ライブビューが可能になったこと。これはスナップには実にありがたい機能だ。

だいたいスナップ撮影では、時間をかけてファインダーをじっくり見ることなどほとんどないわけで、いつも「カン」に頼るわけだ。「思ったときにすぐにシャッターを切る。」これが基本。タイミングが最も重要。だからノーファインダーで撮ることも多い。ファインダーは単なる確認用で、カメラを構える前にすでに構図が出来上がっていて当たり前。そんな写し方がスナップの醍醐味であるから、背面の液晶ディスプレイに、ライブビュー機能により、画像が写る機能は、本当に便利だ。オリンパスE-410は、スナップ王という形容がぴったりだ。

それとあとは感度だ。今度のE-410で、ようやくISO800までが実用域になった。つまり相当感度を上げても、ノイズが発生しなくなったということ。だから、撮影可能時間が増え、まわりが暗くなっても撮影タイムが持続する。それと、高速でシャッターを切れるので、手ぶれ補正などついていなくても問題なし。

かつてのフィルム時代のコンパクトさを取り戻したE-410。現状で十分満足だが、さらに次期モデルへの、要望も高まってくる。次は、オリンパス・デジタルPENシリーズを是非。(Murphy)

普段着のハワイがみられます!

Pc251241_hliwハワイの人々の「アロハのココロ」とは?
その1シーンを「ダイナー」で見ることができる。
「ダイナー」とはロコたちに愛される地元の食堂のこと。
気取らず、アットホームな雰囲気で、初めてでも、家族的な雰囲気に浸れる。
普段着のロコの日常生活。
ロコは金曜の夜には、家族で外食することが多い。
初めての人、旅行者にも、店員さんは親切だ。
「ダイナー」のお店の雰囲気を知るなら、ハワイ州観光局が制作したムービーを見ればよい。

#5ダイナー
『ロコたちがダイナーに集う時、そこには素敵な時間が流れます』
ハワイ州観光局の制作したThe Movie Special Edition #5で、ハワイのオアフ島出身のスーパーウクレレ奏者、ジェイク・シマブクロの演奏する「ON THE ROAD」をバックに展開されるこのムービー、普段着のハワイがみられます。
なお、この「ON THE ROAD」は、ジェイクの最新アルバム「ジェントリー・ウィープス」に収録されている。

<ムービーの見方>
ハワイ州観光局のホームページのなかのAloha in My Lifeコーナーへ。
そこにはアロハスピリッツのコンテンツが盛りだくさん用意されている。
扉を開け(ENTER)、リビングルームに入ると、テーブルの上にビールが置いてある。
このビールをクリックすれば、#5ダイナーのムービー開始画面が出てくる。
ハワイ州観光局website・Aloha in My Life 

IZ(Israel Kamakawiwo’ole)のOver The Rainbow

R0011315_rnb_1「虹の彼方に」
さまざまな人たちが歌ってきた。他のミュージカルナンバーと同様、ジャズのスタンダードにもなっている。
さんざんこの曲を聴いて、もう十分この曲についてわかったつもりだったが、IZ(Israel Kamakawiwo’ole)のOver The Rainbowを初めて聴いたときは、実に新鮮だった。
数年ほど前に、一人でアラモアナショッピングセンターを迂路ついていたとき、突然聴こえてきた。
CDのワゴンセールのため置いてあったラジカセから。
「誰の曲ですか?」
IZ、知らないの? ハワイではみんな知っているわ。今はもう亡くなった。残念だけど。でも、人気は衰えないどころか、ますます高まっている。永遠のベストセラーって、IZのアルバムのことよ。」
すぐにその場で2枚のアルバムを買った。
風が心地よい。太陽の光が輝く。軽くてカラっとしたウクレレの伴奏。ヴォーカルは限りなく高音が伸びる。さわやかだ。
いつも至るところで虹に出会うHAWAI’I。IZの音楽からその空気が伝わってくる。

パタゴニア・ノースショア店のラナイ

Pc251302_ptgnオアフ島の北岸にあるオールドタウン、ハレイワ(HALEIWA)。
そのハレイワ・タウンのノースショア・マーケットプレイスにある、パタゴニア店のラナイ。
ハワイでは、ベランダ、バルコニーのことをラナイという。
壁がなく風が通る空間で、くつろぐことを何より大切にし、マンションやアパートにも必ずラナイがある。
食事をする、読書をする、ウクレレを弾く、昼寝をするなど自由に使われる。
パタゴニア店のラナイには、チャーリーという猫がいつもいる、と今井栄一さんが、自著「雨と虹と、旅々ハワイ」で語っていたのを思い出す。

カイマナヒラの家

Kaimanahira01池澤夏樹著「カイマナヒラの家」(集英社文庫、2004年)。物語に登場する家は、実在した、と著者は記している。
ダイヤモンドヘッドの麓に近い一帯は、屈指の高級住宅街だ。騒々しいワイキキを抜け、カハラ地区にさしかかると、静かな住宅街が続く。
小説で描かれた家は、このあたりに立地する。古い戦前の建物(1930年代)、開放的な、ガラスの多い、ハワイ風アールヌーヴォー。平屋、チャールズ・ディッキーというその頃のハワイでNo.1の建築家が設計したらしい。
上の写真は、単にダイヤモンドヘッドの麓の高級住宅街にある住宅をたまたま撮影したもので、小説に登場する家とは全く関係がない。この小説の家をいつかはこの眼で確かめたいと思う。でも、おそらくもう、なくなっているだろう。ただ、このあたりの住宅を眺めていると、どこかに存在するような気がする。
小説を読んでこの家のことをイメージする。古いスタイル。ハワイ風アールヌーヴォー。家が風景にとけ込む。開放的で、窓からの眺めがすばらしい。風とともに暮らす。光を感じて暮らす。ゆったりとした生活のリズム。
R0011580R0011618