第63回 不滅のジャズ名曲-その63-ライク・サムワン・イン・ラブ(Like Someone In Love)

Margareta_bengtson

アイム・オールド・ファッションド

ジミー・ヴァン・ヒューゼン(Jimmy Van Heusen)とジョニー・バーク(Johnny Burke)のコンビが書いた曲のなかで、特に自分の好きな曲は、Like Someone In Love(1944年)だ。このコンビは他に、It Could Happen to You(1944年)やPolka Dots and Moonbeams(1940)など数多くのスタンダード曲を生み出しているが、Like Someone In Loveの持つ詩情豊かな美しさは別格だ。エラ・フィッツジェラルド(Ella Fitzgerald)も1957年にこの曲をタイトルにしたアルバムをVerveに吹き込んでいる。

スウェーデンの歌姫マルガリータ・ベンクトソン(Margareta Bengtson)の最新アルバムが5月23日にリリースされた。I’m Old Fashionedというタイトルのアルバムで、7曲目にLike  Someone In Loveを吹き込んでおり、これがなかなかの名演だ。

マルガリータは、どちらかと言えば、うす味でさらっとしており、しかも深い味わいを持った歌声で、特にこれから夏に向かう季節にぴったりだ。とくに普段ジャズ・ヴォーカルを聴かない人でもほとんど抵抗なく受け入れられるだろう。このアルバムは、ジャズやボサノヴァのスタンダード曲が収録されており、重くならず爽やかなヴォーカルは、都会的で洗練されており、いつでも聴けるエレガントなサウンドに仕上がっている。(Django)

第63回 不滅のジャズ名曲-その63-ライク・サムワン・イン・ラブ(Like Someone In Love)” への2件のフィードバック

  1. はじめまして。Like Someone In Love、私も大好きです!!演奏はビル・エバンスのものくらいしか聴いたことがないですが、とても素晴らしい曲だと思います。
    とっても内容が充実していて楽しいブログですね。
    時折拝見させていただきます。
    どうもお邪魔しました。

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  2. ブログをご覧いただきありがとうございます。
    「ジャズピアノ研究室」を拝見致しました。
    大変充実したホームページですね。
    これからもよろしくお願いします。

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